カウンセリングの心がけについて
アイラッシュという繊細な仕事の第一歩はお客様との対話=「カウンセリング」から始まります。
カウンセリングでよくあるのが、”このデザインの中から選んでください” というもの。
(例えば、”セクシー”というデザインなら目尻にかけて長さを出して切れ長にする。”キュート”なら中央を長くして目を丸く見せる。)
しかし美の価値観が多様化している今、この昔ながらの手法を見直す必要があるのではないでしょうか。
そこで、うちではお客様の本当のニーズを探り出す為にカウンセリング時間を大切にしています。その為にはお客様自身も気づいていなかった本当の気持ちや目的、なりたいイメージなどを、ふとした言葉から連想し仕上がりのイメージを膨らませることがポイントです。
これからうちで実際に行なっているカウンセリングの流れをご紹介いたします。
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1、お客様の心を探る
リラックスした対話をし、①目的 と ②仕上がりイメージを探る。
①目的の特定
・なぜアイラッシュをつけたいのか
ex.「スポーツをやってるので、その時に綺麗でいたい」
・なぜうちでやりたいと思ったのか
ex.「スポーツ中はメイクがをほぼしない(汗で落ちてしまう為)ので、いかにもエクステしてます感のあるデザインだと目だけ浮いて不自然になってしまう。そこですっぴんでも馴染むほどのナチュラルなデザインを提案しているここを選んだ。」
②仕上がりイメージ
・どうなりたい?など漠然としたイメージ像(とにかく自然、カールはしっかり欲しいなど)の共有
→写真を見せてこれとこれだとどちらがイメージに近い?と分かりやすく答えやすい選択肢を与える。
(施術者側はカールや長さ、色などを聞いて瞬時にイメージできるが、お客様はイメージし難いことを忘れない。)
⇄施術者本位でいきなりデザインやプライス、コースの説明をする。
この中から選んでください、などお客様の希望にそぐわない選択肢を与える。
Point :
・発言しやすい空気感をつくり、お客様本位の会話を心がける
・”情報は適切な量とタイミング”
(服屋に例えると、、
何をお探しですか?どこに着ていくのですか?、店内にあるたくさんの服の中からワンピースをいくつか持ってくる→「適切な量の情報」
この後に、素材やデザイナーなど聞かれたら答える→「適切なタイミングの情報」)
2、お客様に憑依する
→ex.スポーツをしているのでアイラッシュをつけたい→想像する、例えばバスケならコートを汗だくで走っている様子。
それを見ている気になる彼。その彼と汗だくで近距離で対話するシーン。
そんな時可愛くいられたら自信になる~とストーリーを膨らませていく。
=そのストーリーが実際と近いほどお客様の琴線に触れる発言やデザインを提供することができる。
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こうすることで装着後の生活まで想定した生きたデザインを提供することができると思っております。アイラッシュはつけて終わりではなくお客様にとっては1ヶ月を共にするもの、なのでお客様の1ヶ月を彩る美容を提供させていただく、というのを常に忘れずに担当させていただいております。
みなさんは日々どんなことを考えてカウンセリングをしていますか?
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